官房長官時代(00年)、女性スキャンダルが勃発し、一度は政治生命は終わりかと思われた中川秀直代議士(写真は「週刊新潮」10月12日号特集より)だが、国対委員長を務めた昨年の衆議院選挙での圧勝を受け政調会長に就任、さらに安倍内閣では幹事長に抜擢され、その存在感を以前以上に高めている。
もっとも、この人の場合、その後も懲りていないようで、水面下ではさまざまな疑惑が持ち上がっているのだが、本紙はその一端について明確な証拠を掴んだ。
左に掲げたのは、今年6月26日、まだ政調会長だった当時、高輪プリンスホテルに来られるようにとの案内状だ。
この案内状を出したのは「鈴木敏夫」氏。
実はこの人物、竹中工務店東京本社営業本部役員補佐なのだ。
竹中工務店といえば、ゼネコン業界大手5社の一角。しかも極めて政治力の強い企業で、本紙も関連記事を報じたことがある。
実際、中川氏はこの席に出ているのだが、そこに同席したのは中川氏の秘書の他に、以下のような厚生労働省等の錚錚たる高級官僚たちだったのだ(以下、その面々の名前が記された宴席案内状と、彼らが竹中工務店に接待を受けたことを物語る「レシート」コピーを掲載)。