アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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中川秀直幹事長が取り持った!? 竹中工務店と厚労省幹部等の宴席

 官房長官時代(00年)、女性スキャンダルが勃発し、一度は政治生命は終わりかと思われた中川秀直代議士(写真は「週刊新潮」10月12日号特集より)だが、国対委員長を務めた昨年の衆議院選挙での圧勝を受け政調会長に就任、さらに安倍内閣では幹事長に抜擢され、その存在感を以前以上に高めている。 もっとも、この人の場合、その後も懲りていないようで、水面下ではさまざまな疑惑が持ち上がっているのだが、本紙はその一端について明確な証拠を掴んだ。  左に掲げたのは、今年6月26日、まだ政調会長だった当時、高輪プリンスホテルに来られるようにとの案内状だ。 この案内状を出したのは「鈴木敏夫」氏。 実はこの人物、竹中工務店東京本社営業本部役員補佐なのだ。 竹中工務店といえば、ゼネコン業界大手5社の一角。しかも極めて政治力の強い企業で、本紙も関連記事を報じたことがある。 実際、中川氏はこの席に出ているのだが、そこに同席したのは中川氏の秘書の他に、以下のような厚生労働省等の錚錚たる高級官僚たちだったのだ(以下、その面々の名前が記された宴席案内状と、彼らが竹中工務店に接待を受けたことを物語る「レシート」コピーを掲載)。  厚生労働省の審議官(現・事務次官)、官房長、政策統括官、各局長。他に案内状にその名のある日本赤十字社副社長の大塚義治氏は厚生労働省の元事務次官(以上、左写真参照のこと)。 この他にも鈴木氏他、ゼネコン関係者が数人同席した模様だ。 この疑惑、11月29日付『社会新報』でスクープ掲載されるようだが、関係者によれば、その取材過程では実に不可解な出来事があったという。 旧・大蔵省接待スキャンダルなどを契機に、国家公務員への接待は厳しく規制されることになり、現在、国家公務員倫理法で1人1万円以上の接待を受ける場合は事前に倫理監督局に届けなけれなならない。また、そもそも金額の高に拘わらず、利害関係から接待を受けることは禁じられている。 『社会新報』側の取材に対し、厚労省人事課調査官は宴席の目的は「社会保障政策に関する懇談」と、まずその目的が利害関係には当たらないとした。そして金額に関しては「1人8000円」ということで事前届け出をしてなかったが、後で1人当たり1万円を超えることがわかったのでその差額分も自己負担し、事後的に届け出を出していると回答したという。 一方、中川氏の事務所も目的は厚労省同様の回答。支払いもしたという。 そこで、右写真の「レシート」コピーをご覧いただきたい。 会席料理はそもそも1万2000円と、1万円を超えていることがわかる。そして同紙の取材に対し、ホテル関係者は「予約は竹中工務店が入れ(8万8000円だけ前払い)、支払いもすべて竹中工務店にしてもらった」と答えている。 つまり、厚労省の面々は接待を受けた事実がバレたため、事後的に支払い、その場合、1万円を超えて事前届け出が必要だったことから、「1人8000円」と聞いていたなどと虚偽の回答をし、辻褄合わせをした可能性が高いのだ。 では、なぜそんなことをしたのか? 考えられるのは、「利害関係から接待を受けた」と考えるのがもっとも自然ではないだろうか。 中川幹事長はいわゆる厚生族ではない。だが、日経新聞の政治部記者時代、旧・厚生省も担当している。先の取材でも「日赤の大塚様(元事務次官)は旧知」、鈴木氏に関しては「よく知っている」と回答している。 当時、すでに中心与党の3役で、となれば同省にも強い影響力を持っていて当然だ。 「そこで厚労省や日赤の工事を取りたい竹中工務店が中川氏に頼み込み、一席設けたと言うことでしょう」(関係者)…

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