市役所(豊田俊郎市長=写真)側は「一切答えられない」というが、ついに千葉県八千代市役所職員から自殺者まで出た。11月8日のことだ。
八千代市役所といえば、11月始め、マスコミを騒がせたばかり。
千葉県警環境犯罪課は11月1日、廃棄物処理法違反で8名を逮捕したが、内3名は市役所職員だった。
ドラム缶入りの塗装廃液などを、市清掃センターの一般ごみ処分場内に不法投棄することに手を貸し、少なくとも現金10数万円を受け取っていたとして同課は贈収賄容疑でも捜査しているというから、論外の犯罪だろう。
だが、いま同市で問題になっている問題はこれだけではない。
同市高野で現在、東証2部への上場を目指していると言われる新築戸建分譲大手「アイダ設計」(さいたま市)が宅地造成を行っている。約1万平方メートルで、1棟30坪とすると単純計算で100棟は建つ計画だ。
ところが、このすぐ東隣は「川崎重工業」の旧八千代工場で、この分譲計画地からも少なくとも国の基準の2倍の鉛や3倍のフッ素が検出されている(工場跡は基準の10倍のヒ素や28倍のフッ素)。
(冒頭写真右=この問題を報じる月刊雑誌「グローバルヴィジョン」06年12月号)。