アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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アドテックスの株価操作疑惑(流出株の関連内部資料付)

元ヘラクレス上場の「アドテックス」といえば、警視庁組対3課が去る10月6日、家宅捜査に乗り出し、元社長・長谷川房彦氏等の粉飾決算容疑で捜査しているのは本紙でも既報の通り。
だが、同社株が紙くずになってしまった株主にしてみれば、以前から噂になっている株価操作疑惑も解明を望みたいところだろう。
疑惑が出ているのは、2005年11月20日前後。この時期、アドテックス株はそれまで5000株程度だった商いがいきなり約3万5000株まで急増し、株価は約3万円から約3万5000円にまで上がった。そして、その直後から暴落し、約1カ月後には管理ポスト入りして1万円割れ、2006年4月には上場廃止となった。
ここで注目したいのは、この疑惑の2005年11月20日前後の直前、長谷川会長(当時)が所有していた同社株約1万5600株の大半が金融筋に“流出”し、高値で売却されており、これが暴落の引き金になったと思われる点。
何しろ、当時、全株式が11万株程度だったのだから、この大半となれば浮動株の何割もが売られたわけだから、株価が暴落して当然だ。
要するに、長谷川氏が資金調達のために担保に入れた同社株が持ち出され、しかもご丁寧に株価操作で値を上げた上で売り逃げされ、何も知らない一般投資家だけがババを引いたという構図だ。
本紙は、その流出した長谷川氏の担保株に関する内部資料を入手した(以下に転載)。

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