アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

日本郵政公社総裁宛に、利用者から出された「質問状」。親方・日の丸の不合理な規則

  商船三井(旧大阪商船三井)会長から総裁に05年4月から抜擢された生田正治氏(写真右)宛に、利用者から「質問状」が出されていることが判明した(写真左)。 ご覧いただければおわかりのように、質問の内容は難しいものではない。 窓口で「内容証明郵便」を出そうとしたところ、○で囲んだ数字は、“○を1字、数字を1字の合計2字分になる”ので、内容証明郵便は字数が決まっているのでオーバーだとして書き直しを求められたことに対し、合理的な理由があるなら従うが、なぜ、これが2字分になるのか納得いかないし、そんなことのために書き直し、再度、郵便局に出向く労力も多大だとして、「利用者の納得行く、当たり前の運営をして欲しい」と訴えている内容だ。 本紙は代わって広報部に質問してみたが、返って来た答えは予想以上に呆れ果てるものだった。 ーーこの規則の法的根拠はあるのか。 「昭和29年以降、内部的なマニュアルでそうなっています」 ーー合理的な理由はあるのか。 「ありません」」 ーー要するに、ただ規則だと言うことか。 「そうですね。 それに、この字数計算は必ず1字だけ増えるわけではありません。例えば、丸で囲む数字が2桁の“12”の場合は“1”と“2”がそれぞれ1字分で、計3文字になります。ただし、文頭でマル1、マル2の場合は1文字でいいんです」 ーーちょっと待ってください。なぜ、同じ表記で文頭なら1字で、途中からなら2字なのか。そういったことを書いた説明文はあるのか。 「特にありません。ただ、電話で事前にご質問が来た場合、そのように説明しています」 ーーだが、まずマル1が2文字と考える者はいないから、そんな質問はしないでしょう。ということは、窓口で書き直しを言われる者は多いのではないか。 「そうですね」 おまけに、この「質問状」を書いた読者によれば、東京は新宿郵便局では書き直しを言われたが、国会議事党内郵便局では何も言われなかったという。 では、局によって対応が違うのか。 「以前も同じようなことがあり、その時は牛込郵便局で言われ、それで新宿郵便局に変えたら何も言われなかった。要するに、窓口の係員の判断に委ねられているということでしょう」(読者) だが、それならなおさら対応が統一されておらず、問題ではないのか。 「職員も合理的に説明できないから、“規則です”と繰り返すばかり。それで責任者を呼ばせたら、課長が出て来て、その人は何をいってもひたすら“すいません”と謝るばかり。こんな者相手に、さらに貴重な時間を割かれるのも癪なので切り上げましたが、本当に親方日の丸ですよ」(読者) これ一つだけなら細かい話かもしれないが、(否、貴重な時間をロスするのだから細かいはずがないが)、要するに、いかに利用者本位でないことが未だに罷り通っているかということだろう。 一般企業なら、こんな規則を作った幹部は左遷ものでは。民営化への道は、とてつもなく厳しいといえよう。…

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