去る10月15日、「スポニチ」が第一報を報じたことで表面化した、ご存じ、ムツゴロウこと畑正憲氏(71)率いる「ムツゴロウ動物王国」(東京都あきる野市。2004年7月オープン。写真右)の経営危機ーー同王国の運営をしていた「グローカル二十一」(千葉県流山市)は約8億円の負債を抱え、今年11月下旬までには株主総会を開いて解散するという。
王国は東証1部「東京都競馬」経営の「東京サマーランド」の敷地の一部、約3万坪を借りていたが、昨年から賃貸料支払いが滞り出し、すでに今年6月末で契約解除、立ち退きを迫られていたという(ただし、畑氏の個人会社「ムツプロ」が暫定的に代わって賃貸借契約して営業している)。
このグローカル二十一の株式23%を所有、また取締役であると共に、最大のスポンサーであるはずだったのはドラッグストア最大手、東証1部「マツモトキヨシ」前社長の松本和那氏(写真左)だった。
松本氏といえば、代議士も2期務め(千葉7区。自民党)、資産家のはずだが、2005年10月、自身が社長を務める墓地販売会社「聖地公苑管理」(柏市)を破産させている。負債額は約12億円。