本紙はパチンコの闇について、伊藤直樹氏に連載を始めてもらったが、そこに登場する企業と、ヘラクレス上場廃止になり、事件化必至の「アドテックス」との間に、意外な接点があることが判明した。
パチンコ連載第一回で既報のように、訴訟原告が債権を譲ってもらった企業は「ウインザージャパン」という。
一方、アドテックスは2005年9月21日、「リズデール」なる企業に実に49億円分もの第三者割当増資を行うと発表したものの、結局、払い込みはされなかった。
以下に謄本を添付するが、それを見れば、「ウインザージャパン」から「リズデール」に社名変更されていることがわかる。
ただし、パチンコ連載で登場するウインザージャパンと、アドテックスの第三者割当を引き受けようとしたリズデールは別会社。
「ウインザージャパン(設立は2004年6月)が埼玉のパチンコ景品問屋の経営権を譲渡してもらおうというのに、会社が東京都中央区では何かと都合が悪いということで、同名会社を埼玉県にも設立した(同2004年12月)。その後、トラブルになったので埼玉の方の会社はいらなくなり山本治氏に譲った。と同時にリズデールに社名変更され、定款からパチンコ店の懸賞品及び景品の購入及び販売が消えた」(関係者)