東証1部とはいえ、経営難が続く「シルバー精工」(東京都新宿区)のその大きな原因の一つが、昨年2月、価値がほとんどないにも拘わらず、「創研」(長野県上伊那郡南箕輪村)なる会社を39億円の巨額で買収したことであるのは、本紙既報のように、もはや疑いないだろう。
その買収を主導したと思われる落合一也氏は11月30日を持って、シルバー精工から去った。
落合氏は2000年9月に「渋澤国際総研」(冒頭左写真=創研東京支社入居ビルに、右写真=同社も入居。但し、未登記)なる会社の代表取締役に就任。
その後、03年4月、後にシルバー精工が買収することになる創研副社長に就任。
さらに06年10月、シルバー精工の経営戦略室長を兼務していた。
そして昨年2月、シルバー精工が創研を39億円もの巨額で買収したのは周知の事実。
その直後の同年4月、シルバー精工の専務にまでなっていた。