昨12月6日、山口組最大組織「弘道会」の捜査を担当していた愛知県警K警部に電話を掛け脅したとされる脅迫事件で、風俗店グループ「ブルー」の実質経営者・佐藤義徳被告(冒頭写真。56)の最終弁論が名古屋地裁で午後1時半からあった。
本紙既報のように、一旦は10月25日が判決日(求刑は3年6月)だったが、佐藤被告側の主張が通り、この日の最終弁論となった。
この日、佐藤被告は名古屋拘置所から刑務官3名に連行され出廷。長期の拘留のためか、脂気の抜けた顔色で、頭髪には白いものが目立った(この日の弁護人は2名のみ。和田ゆりか弁護士は現れず)。
最終弁論主旨は、執行猶予の付いた寛大な判決を求めるというものだった。
以下、その主な理由要旨。
(1)脅迫の実行はあくまで青木公司(懲役10カ月、罰金40万円判決。控訴中)他によるもので、佐藤被告は概括的指示をしたのみで、具体的な指示をしていない。