アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「電通」子会社詐取事件ーー当局が狙う「反社」とは!?

 広告国内首位「電通」(4324。東証1部)の子会社「電通ワークス」(東京都中央区)に、LED(発光ダイオード)照明の架空取引を持ちかけ、約2億3000万円を騙し取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課が1月16日、LED開発会社「ワールド・ワイド・エンジニアリング」(WWE。同)の実質的経営者、津田悦資容疑者(冒頭写真。63)など5人を詐欺容疑で逮捕したのはご存じの通り。
警視庁は昨年11月、WWEなどを家宅捜索しており、そのブツ読みの上で今回の逮捕に踏み切った。
 もっとも、実際の架空取引による被害は100億円以上とも見られ、今後、WWEと組んだ代理店、またWWEとは別のLED開発会社などもターゲットになると思われる。そして、そのなかには「反社」関係の人物や会社も含まれていると見られる。
だからこそ、今回、暴力団専門の組対4課が手掛けているわけだ。
では、それはいったい誰なのか、そしてどこの組織なのか? 以下、本紙に漏れ伝わって来た情報をお届けする。
その前に、すでに逮捕されている津田容疑者自身、以前、東京の「地面師」グループのリーダー格として逮捕され、この組織には東西暴力団も直接関与と報道されていたことをご存じだろうか。

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