内閣府の公益認定等委員会は1月24日、日本相撲協会の公益財団法人への移行を認める答申を出したという。
相撲協会は国の制度改革に合わせ、今の財団法人から公益財団法人への移行を目指したが、3年前に八百長問題が発覚。その後も不祥事が続いたことから当初の目標より1年余り予定が遅れた。
なかでも最大のネックだったのが、親方になるのに必要とされる「年寄名跡」(親方株)の高額での売買問題だったが、相撲協会が親方株の一括管理をすることで了解を得たようだ。
しかし、本紙でも既報のように、「春日山部屋」の親方株を巡っては、いま現在も先代などとの間で訴訟問題が継続中。しかも、北の湖理事長の側近とされるX氏が、独断で親方株を再発行し、一転、無効にしたとされる不可解な出来事もあった。
さらに、このX氏に関してはこれまた独断で、パチンコメーカーに、力士のキャラクタター使用権を売るための“工作資金”として、2回に分けて計1700万円の“裏金”を授受。その一部、500万円をX氏が受け取っていたとする証言と現場映像を『週刊ポスト』(1月24日号=右写真。今週も3回目が出る模様)が掲載し、関係者の間で話題になっているなかでの公益財団法人認可。本当に、こんなことでいいのか?
しかも、そのまさにX氏の500万円授受現場のビデオ映像(3分48秒分)が、現在、ネット上に流されているのだ(=冒頭写真。以下に、アドレス紹介)。