「産経」がスクープした東京・南青山の地上げ地を巡る詐欺話(冒頭写真=昨年12月27日)のように、利権が大きい地上げでは必ずというほどトラブルが起きるものだ。
内閣府庁舎整備に纏わる地上げでも、詐欺話が出ており、事件化の様相を見せている。
東京の土地ブローカーの間では、昨年からこの話が大きな話題になっている。
内閣府組織の使用する部屋は、国の庁舎5カ所、民間ビル10カ所に分散しているということで、現在、その解消のための内閣府庁舎整備が進んでいる。
その一つは、東京・永田町1丁目の内閣府庁舎(横が首相公邸)の2階建て補助棟(もう1つは地下2階地上6階)の方をもっと大きな容積率を持つように建て替えるというもの。