アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

本紙既報のフージャースコーポレーションVS住民の千葉・船橋市マンション案件で奇っ怪事件が連続発生

 本紙は約1年前、東証1部の建設会社「フージャースコーポレーション」(本社・東京都千代田区)が、千葉県船橋市内で建設中マンション工事を巡って、地元住民を提訴している件を何度か取り上げたことがあるが、その後、奇っ怪な事件が連続して発生していたので紹介する。
なお、このトラブルになっている13階建てマンションはすでに外壁工事は終了(冒頭左写真。右は反対住民の立て看)。内装工事に取りかかっており、これ以上、トラブルがなければこの4月にも完成する(ただし反対住民との訴訟は現在も継続中)。
 さて、奇っ怪な事件の一つは、昨年11月、贈収賄事件で船橋市宅地課長が逮捕された(横写真=「読売」千葉県版11月22日)件。
贈賄側はフージャースとは別の業者。ただし、この宅地課長はフージャースの工事許可を出した当人だった。
「フージャースの物件入り口から国道に向かう市道の幅が4?5Mしかなく、市宅地開発事業設置整備基準の6・5Mより狭かった。それで宅地課は道幅を拡げるように指導したが、フージャース側は半年後、『買収不可』と報告した。それでも工事が認められたのは、同基準は“やむを得ないと市長が認めれば、4M以上ならいい”という例外規程があり、実質、逮捕されたこの課長が許可したからです」(反対派の地元住民)
この贈収賄事件を巡っては、逮捕された課長が例外的に約15年もの長きに渡って同課から異動がなかったことが癒着の温床になったと見られる。その例外が認められたことにつき、マスコミの取材に対し、市の中堅幹部は「上司からの要望」と答えている。そして、その上司とは市長を指し、市長も何らかの関与があったのではないかとの疑惑まで囁かれているのだ。
さらに奇っ怪なのは、フージャースが抱える地元反対住民との訴訟の一つの相手、ソバ屋のご主人が交通事故に会い、植物人間状態になっている事実だ。

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