アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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日本人旅行者が恐怖の体験を告白ーー「タイの悪徳警官に大麻所持でカネをゆすられた」

 東京都練馬区在住のY氏(=横写真。36)が、その恐怖の体験をしたのは今年1月5日のことだったという。
空手の有段者であるY氏は、キックボクシングのプロライセンスも取得しており、毎年、本場のタイを訪ねていた。
 今回も12月30日から1月6日まで滞在。前日、現地の日本人と飲食したY氏が、タクシーでカオサンロード(横写真=昼間の現地。バンコクのプラナコーン区)に戻って来た時、すでに時計の針は午前1時を回っていた。同地は安宿が多く、“バックパッカーの聖地”とも呼ばれている。Y氏もそんな宿に泊まっていた。
ずいぶん酔っていたY氏、酔い冷ましにカウサンロードを少し歩いていた。その時、後ろから声をかけられた。振り向くと、そこには制服の30代前後に見える現地警官が2人立っていた。
お互い、片言の英語しか話せず、Y氏は現地語はほんのわずかしかわからないが、ボディー・チェックさせてくれといっていることは何となくわかった。応じると、警官はY氏の後ろのポケットを探り、次の瞬間、強い調子で何かを叫んだ。
警官の片手には、あり得ないことに、映画で見かけたようなビニールの小さな袋(パケ)が握られ、そこに乾燥させた葉っぱ=大麻のようなものが入っているのが透けて見えた。もちろん、Y氏はそんなものは所持しておらず、瞬間、「ハメられたか!?」と思ったが、もはや手遅れだ。近くの警察署に連行されたのだった。

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