アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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入手ーー「SFCG」の融資担保不動産リスト(1409件)

 商工ローン大手、東証1部「SFCG」(本社・東京都中央区。大島健伸会長)の1409件にも上る融資不動産リスト(A3版。18枚)を本紙は入手した(冒頭写真。そのリストの一部部分。以下の有料記事部分に詳細リスト転載)。
この存在自体が、同社の経営危機を証明しているようだ。
というのは、このリストには融資残高が記されているが、その日付10月15日は、まさに信用不安説が出て来た昨年時期の直後である点がまず一つ。そして、そこに記された顧客のなかにはすでに破綻したところも少なくないからだ。
「このリストはまだそれほど出回っていませんが、出回っている先は外資系ファンドや一部大手不動産業者と見られます。出来ればそのすべてをまとめ買い、そこまでいかなくてもある程度まとめて買って欲しいということで持ち出されたと聞いています。価格は、SFCGの融資残高のとりあえず半額が目安とのことでした」(関係者)
これだけでも驚きだが、そもそもこれら物件の所有権は、SFCGが代物弁済で取得したり、競売申立しているものもあるとはいえそれはごくわずかで、現在もほとんどは顧客だ。
それにも拘わらず、顧客に無断で、こんなリストが出回っていること自体、本紙既報の返済が滞っていないにも拘わらず一括返済を求めたり、ジャスティス債権回収と併せ2重返済を迫ったり、返済要求額を水増ししている疑惑同様、ともかく何が何でも運転資金確保のために現金を得たいというわけで、経営が危機的状況になっているからこそのなりふり構わぬ行動のこれも一つでは、と思わないわけにはいかないのだ。

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