アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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競売入札にーー警視庁が狙う、塩田大介「迎賓館」競売妨害疑惑の最新情報

 本紙でも既報のように、警視庁は不動産会社「ABCホーム」前会長・塩田大介氏に関し、通称「迎賓館」と呼ばれる、東京都港区西麻布の同氏が実質、所有するとされる5階建建物の競売妨害容疑で狙っている。
その件で、大きな動きがあった。
既報のように、本紙が注目していたのはその建物のなかでも402号室(冒頭写真=ベランダ付近、4、5階の増築部分。下はその図面)なのだが、同室を除いた他の部屋すべて(8室)の入札が決定し、すでに12月6日から(13日まで)入札期間に入っている。予定通りなら、12月20日に開札され、26日には売却決定する。
 ちなみに、売却基準価格は約3億3500万円(買受申出保証額は約6700万円)。
そして、この入札公告を見ると、以前より競売疑惑に関する状況が詳しくわかったので以下、報告する。
その前に、今回入札になった8室には塩田氏の親族や関連会社などが賃貸借権に基づき使用しているとされた。だが、裁判所は調査の結果、それを裏づける賃貸借契約書がない、その賃貸料が20万円程度とひじょうに廉価ということなどからその権利を認めなかった故の入札なのだ。
もっとも、402号室だけは前回報じたように、O社というまったく塩田氏とは無関係とされる企業が所有していることになっている。

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