アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(435)「大和ハウス工業」の不動産取引に、土地仲介会社が怒りの声、提訴も

「大和ハウス工業」(1925。東証1部。大阪市北区)は今年3月20日までに、東京都八王子市の「ローム」(6963。東証1部。京都市左京区)の工場跡地(約9万7000?)を約140億円で購入した。
大和ハウスは、ここに住宅と商業施設を組み合わせた複合開発を行う予定だ。
この土地購入については、ある大手信託銀行が昨年11月に入札を実施し、その結果、一番高値の札を入れた大和ハウスが落札し、購入が決まったことになっている。
しかし、実際には、その入札に参加するに当たり、大和ハウスにうちでまず間違いなく落札できるとの重要な情報を入れたり、ロームとの間を取り持ったとする土地仲介会社があったという。
ところが、そちらには一切支払われず、ただ形成的な入札をした大手信託銀行だけが大和ハウスとローム双方から売買価格の各3%、すなわち約8億円の巨額仲介手数料を独り占めしたのは余りに横暴なので提訴も検討中として、ある土地仲介会社が怒りの声を上げている。

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