アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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APFが画策する「ウェッジホールディングス」の第3者割当増資のすごい内容

 APFといえば、本紙では東証2部、ゴム関連老舗メーカーの「昭和ゴム」(本社・千葉県柏市)絡みで何度も登場願ったように、タイに本拠地を置くファンド会社。
正式名称を「アジアパートナーシップファンドグループ」といい、第3者割当増資を引き受けて昭和ゴムの経営権を握ったのは昨年6月のことだった。
この際の直の引受会社は、APF傘下の「明日香野ホールディングス」(大阪府生野市)だが、この明日香野は昭和ゴムに先立ち、すでに07年9月の第3者割当でヘラクレス上場のアニメ制作、雑誌編集、キャラクター販売などを行う企業集団の中核企業「ウエッジホールディングス」(東京都千代田区)の約40%の株式を所有し、経営権を握っていた。
現在、ウェッジの会長を務めるのはAPFを率いる此下益司会長(冒頭左写真)自身だし、役員のなかにはAPF所属の400Mハードルのメダリスト・為末大選手(同右写真)もいる。社長含め、他の役員も軒並みAPF関係者だ。
そのウエッジホールディングスが、近く第3者割当増資を行うとの情報が本紙に届いたので、以下、報告する。
ただ増資を行うという話なら、わざわざ取り上げることはない。その情報によれば、もしや違法性が問われはしないか、と思われる内容まで含まれているからだ。

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