アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

東京地検に告発されていた旧「明治建物」元監査役

 旧「明治建物」(大阪市天王寺区)といえば、今年1月に破産開始決定を受けたが、「反社」疑惑も出るなか、都内の一等地の地上げを手掛け、上場していた「アトリウム」や、ジャスダック上場「NFKホールディングス」にも食い込んでいたことから、何かと注目されていた不動産会社だ。
東京は表参道ヒルズ裏手の、あの「君島インターナショナル」入居ビルの地上げをやったのも同社だった。
その明治建物の元監査役でもある税理士が、明治建物の脱税疑惑に深く関係することで、東京地検に今年12月6日、告発(有印私文書偽造、同行使容疑)されていたことが関係者の証言などからわかったので報告しておく。


告発された元監査役S氏は、近畿税理士会に所属。告発した竹吉英雄氏はこれに先立ち、同容疑を理由に、近畿税理士会に対しS氏の懲戒申立を09年5月に行った。有印私文書偽造をS氏本人が竹吉氏に認めている会話を録音した証拠まで提出したにも拘わらず、税理士会は10年1月棄却に(上写真=その棄却文書)。このため、今回告発に及んだという。
(冒頭左写真=明治建物のかつての本社ビル。右=東京都神宮前の明治建物の地上げ対象地)

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