大手マスコミ既報のように、警視庁碑文谷署は5月23日、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に掲載された中傷記事を削除できると偽り現金をだまし取ったとして松島隆寿容疑者(40)を詐欺容疑で逮捕した。
この松島容疑者、後にライブドア事件で服役した堀江貴文氏が衆議院選に出馬した際、自民党の武部勤代議士の次男に3000万円振り込んだとする証拠メールを、06年、民主党に提供(民主党は高額な謝礼を払った)。ところが、これが捏造したもので、当時の前原誠司代表ら執行部を総退任させた。世に言う「偽メール事件」の犯人。さらには当時、国会質問した永田寿康代議士を結果的にしろ自殺に追い込んだ。その当時はジャーナリストの肩書きで、「西澤孝」と名乗っていた。
この松島容疑者、そもそもは「週刊ポスト」の記者だったが、捏造記事の常習者だったことがバレてクビに(それでポストは訴えられ、高額の賠償をすることに)。それからほどなくの犯行だった。
それにしても、西澤孝は本名なのに、なぜ、今回逮捕時の名前は松島隆寿なのか? これも、実は彼の詐欺人生と関連していると思われる。