アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(212)上場不動産会社が、地上げ依頼会社と報酬巡り、「非弁活動」云々とトラブル

 この手のトラブルといえば、誰もがまず真っ先に思い出しそうなのが、「スルガコーポレーション」の件だろう。
昨年3月、警視庁組織犯罪対策4課は、弁護士資格がないのに、スルガコーポレーションの所有した都心ビルの地上げ交渉を行っていたとして「光誉実業」(大阪市)の社長らを弁護士法違反(非弁活動)で逮捕した。
同法では依頼側には罰則規程はない。だから、スルガ側から逮捕者は出なかったが、逮捕された業者は広域暴力団・山口組と親しかったことからスルガの信用も失墜。銀行側が融資を引き上げたことなどから、わずか数カ月で経営破綻したのはまだ記憶に新しいだろう。
もっとも、今回のケースは事情が異なり、上場企業側が地上げを依頼しておきながら、いざ支払いとなると、「非弁活動」を理由に、支払いを拒否しているようなのだ。(冒頭写真=スルガ地上げ地の一つ)
(以下に上場会社側弁護士の「非弁活動」に触れた内容証明文書を転載)

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