ジャスダック上場のコンサルタント企業「BBH」(旧ビジネスバンクコンサルティング。東京都新宿区)といえば、“都民の憩いの場”である中野サンプラザ(冒頭左写真)を実質、所有し、経営していた(08年10月に撤退)ということもあり、本紙でも注目し、その所有に至る疑惑に関するなど何度も報じたことがある。
そのBBHの定時株主総会が3月26日に開催されたが、前代未聞といっていいことが起きたので、以下、報告する。
簡単にいうと、BBH創業者で社長だった大島一成氏(冒頭右写真)は、その大株主の権限で持って、経営陣を完全にすげ替えたのだ。社長には自分の父親が就いた。
その理由だが、大島氏が業務におけて不正を行っていたとして、旧経営陣が損害賠償請求訴訟を提起したからだ。その中には女性スキャンダル的なものも含まれている。
これが事実なら、大株主の立場を悪用したとの批判を受けても仕方ない。前代未聞の出来事といっていいだろう。