アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京都安全・安心条例「改正」へ――本会議採決の本日27日、都庁前で抗議行動

  本紙でも懸念を表明していた「東京都安全・安心まちづくり条例」の改正案が、本日、東京都議会で可決、成立する見込みだ。4月1日には実際に施行されることになる(左写真・改正に反対する団体。右写真・配布されていたビラ)。
この改正案は、街頭における言論・表現の自由を大きく制限し、警察と「自警団」(住民)による監視社会化を一挙に進めかねない内容を持っている。そういう重大な条例改正が、たった10日程度のスピード審理で可決すること自体に、危機感を覚えずにはいられない。
 大手マスコミでは東京新聞が3月19日付で「監視が街の活力奪う」「コスプレも規制可能」と大きく報道しているが(左写真)、ようやく問題化する頃には可決・成立してしまった。
本日(3月27日)、東京・新宿の都庁前では、「改正」に反対する様々な団体が抗議の街頭宣伝をおこなっていた。主張をいくつか紹介する。
「この改悪は、『生きることそのものが迷惑』と言っているのと同じ。すでに野宿している人への炊き出しが中止にされたりしているし、私たちがおこなっている、失業している人・仕事がキツイ人に対する、街頭での宣伝活動も今後は『迷惑』とされかねない。これで『安全・安心』になるのは、一握りの権力者や金持ちだけ」(フリーター全般労組)。

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