アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「サハダイヤモンド」新株予約権を、「船井総研」関係会社から譲り受けた人物の正体

 ジャスダック上場、ロシア産ダイヤモンドの製造販売主体「サハダイヤモンド」(東京都墨田区)は、「船井ビジョンクリエイト」所有の同社新株予約権の大半が、カリブ海のオフショア国ブリティッシュ・バージン・アイランド(British Virgin Islands。横写真=地図)の法人に譲渡されたと、3月25日にIRした。譲渡額は約2560万円。
サハダイヤを巡っては、同社所有の大量の「田崎真珠」株式が最終的には売却されたが、その過程で複数の闇人脈が暗躍した疑惑が出ていた。
それにも関わらず、よりによって、東証1部の経営コンサルタント会社「船井総合研究所」の関係会社=船井ビジョンクリエイトは、その後発行のサハの多量の新株予約権(すべて行使されれば187億円にもなる)を、ケイマンの実態不明の会社に引き受けさせる仲介を行い(08年8月)、12億円もの手数料を稼いだとされる。
さらにその後、サハの業績悪化で、この新株予約権の権利行使が進まないなか、船井ビジョン自身がその予約権を引き取っていた(08年12月)。
そして今回、船井ビジョンクリエイトは、その大半をブリティッシュ・バージン・アイランドに登記している「EBANCO HOLDINGS LIMITED」なる会社に譲渡したわけだが、本紙の元に、この代表者のことをよく知る人物から情報提供があった。

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