アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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経営破綻した「アトリウム」を、あえて救済する「クレディセゾン」の裏事情

 東証1部の不動産会社「アトリウム」(東京都千代田区・高橋剛毅社長=冒頭右写真)が、ついに債務超過に陥り、実質、経営破綻した。これに対し、親会社である東証1部の大手ノンバンク「クレディセゾン」(東京都豊島区。林野宏社長=同左写真)がアトリウムを完全子会社、すなわち救済することとしたと、昨日、両社はIRしている。
アトリウムの言い分によれば、リーマン・ショックの波及を受け不動産市場が冷え込んだ結果、代位弁済が急増し特別損失が910億円発生、550億円の債務超過になったという。
 だが、以前からの本紙読者ならおわかりのように、これは直接の主要因ではない。(横写真。右=代々木駅前と、左=南青山のアトリウムの不良債権例)
そもそもアトリウムが経営破綻するに至ったのは、わずか5名のファーストクレジット出身者に保証業務の大半を任せたためであろう。
しかも、その結果、経営が大きく傾いたにも拘わらず、彼らを刑事告訴することなく隠蔽を計った。そうなると、後は事実の隠蔽をひたすらするしかない悪循環に陥り、挙げ句、不良債権隠しを行って来た。

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