以下に、2つの「債権譲渡通知書」を転載したので、ジックリと見比べてもらいたい。
この2つの通知書、出された日付(今年3月12日)は同じ。これを受けとった債務者も同一人物。
同じ債務の件だから当然なのだが、驚かされるのは、それにも拘わらず、商工ローン大手「SFCG」(東京都中央区)→「IOMA REAL ESTATE」という大島健伸SFCG会長ファミリー企業、さらにこの「IOMA REAL ESTATE」→「白虎」という別の大島ファミリー企業へ債権譲渡したとする2つの通知書が来ている事実。
「しかも、その両通知書を見ると、同じ日付(今年2月19日)でそれぞれ債権譲渡の登記をしたと書かれているのです。一つの債務なのに、なぜ、こんなことが出来るのか?
二重譲渡をやっている動かぬ証拠といっていいでしょう。しかも、そのことがバレることが見え見えの同じ日付で届いたということは、手当たり次第にこれら通知書、書類を偽造している可能性が高いのでは」(通知書を受け取った本人)
この「IOMA REAL ESTATE」なる会社は、本紙では大島会長の東京都渋谷区の豪邸(冒頭右写真)に100億円もの抵当権を設定した会社として紹介。一方の「白虎」(冒頭左写真=入居ビル)の方はSFCGによる手形の資金回収の件で登場してもらった。
SFCGの経営破綻後のこうした動きを見ると、大島会長は少しでも自分の資産を多く残すべく、SFCGの債権を自分のファミリー企業に譲渡しているということか。(以下に2通の「債権譲渡通知書」転載)