マザーズ上場の「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC)」(東京都港区)に関する「告発文書」が登場。金融庁や東京証券取引所にも送りつけられた形式を取っている。
JDCは一般事業会社としては戦後第1号となる信託免許を受け、著作権等の知的財産権を主に扱う信託会社として映画やアニメ、ゲームなどのコンテンツに投資する信託ファンドを多く組成し注目され、最近までトヨタ自動車が筆頭株主(6・75%)で、NTTも大株主に名を連ねていた(2000年12月上場)。
ところがここ4年赤字続きの上、今年2月になって過去、数年に渡る循環取引疑惑が発覚。そのため、会社側との決算について見解の相違から監査法人が辞任するなどして09年3月期第3四半期報告書提出などが遅れ、3月には管理ポスト入りした。
こうしたなか、3月10日付けで「告発文書」まで登場した。