東証2部「バナーズ」(埼玉県熊谷市)の増資引受者に対する恐喝事件だが、関係者によれば、本日夕方には、逮捕されていた3容疑者とも釈放されるという。
その3名とは本多俊郎、前野森幸、鈴木(金)武雄の各容疑者。
本多容疑者は、ジャスダック上場「旧・日本ファーネス工業」(NFKホールディングス)の増資で暗躍した西田晴夫グループの大物で、当局に以前から狙われていた。「クェスト・ビー」(東京都中央区)社長。
一方、前野、鈴木両容疑者は、その世界では有名な永本壹桂氏の側近と見られる。前野容疑者は「ワンダー」(東京都港区)社長の他、田崎真珠株の大株主に登場して話題を呼ぶなどした「神商」(同)の取締役、鈴木容疑者は「神商」代表を務めている。
明日から祭・休日に入るため、本日で勾留事件が切れる。釈放となるというその理由だが、処分保留で、起訴にはならないという。