小沢一郎民主党代表公設秘書の逮捕を巡り、いま、永田町の事情通の一部では、「米国仕掛け説」が真顔で語られている。
公設秘書の逮捕が、極めて例外的に、しかも自民党が下野することになる確率が極めて高い総選挙が近く行われるこの時期、絶妙のタイミングで行われたことは事実。
そのため、本紙では政権与党=自民党による「国策捜査」の可能性を指摘したが、その背後にさらに米国のオバマ(冒頭左写真)政権の意向があるのでは、いう内容だ。
いくら何でも、陰謀論の一種とも思うのだが、この仕掛け説、漆間巌官房副長官(冒頭右写真)の発言で、信ぴょう性を増しているというのだ。
公設秘書逮捕は3月3日のことだったが、その2日後、政府高官が首相官邸で開かされた記者クラブ所属の大手マスコミとの定例懇談の席で、オフレコながら、「(西松建設を巡る政治資金規正法違反で)自民党側は立件できないと思う」と漏らした件だ。
本日朝のフジテレビ番組で、河村建夫官房長官は、この発言の主が漆間副長官で、厳重注意したことを明かした。
漆間官房副長官といえば、元警察庁長官で、内閣機密情報だけでなく、検察庁を含めた捜査機密情報も知り得る立場にある御仁。
それでいて、例の麻生邸ツアー逮捕事件ではその関与が指摘されるなど、目立ちたがり屋で、脇が甘いとの評が専らだ。
そのため、ついポロッと最重要機密情報の一部を漏らしてしまったのでは、というわけだ。では、その最重要機密情報とはいかなるものなのか。