アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「博報堂」中堅社員が“自社株”詐欺で、近く逮捕か

 大手広告会社・博報堂の中堅社員が、東証1部の持ち株会社「博報堂DYホールディングス」(本社・東京都港区)の上場前、上場すれば少なくとも株価が2倍になるなどと儲け話を持ちかけ、複数の者から総額1400万円を騙し取ったとして、詐欺容疑で警視庁に告訴されていることが本紙の調べで判明した。 すでに警視庁は捜査を進めており、近く逮捕される見通しだ。 (写真は博報堂DYホールディングスの戸田裕一社長と博報堂の入居ビル) *問題社員の「預かり証」や「謝罪文」は以下に掲載。  告訴状や関係者によれば、借金苦だった博報堂の中堅社員H氏は、仕事で知り合ったA氏に、「近く持ち株会社が上場する」、「自分は上場委員会に知り合いがいて、持ち株を購入できる」、「自分の名義で購入して、儲けさせる」などとして、博報堂社内で、2003年8月?9月にかけ株式購入資金として計500万円を交付させた。 さらに、上場後の2005年9月、「博報堂の人事局長が退職して、浮いた株がある」として、Aとその知人3名の計4名から計900万円を同じく株式購入資金として交付させ、総額1400万円(上の写真左は手書きの「預かり証」)を騙し取ったとされる(写真右は、詐欺を認める手書き書面)。 実際、持ち株会社は2005年2月に上場を果たしたものの、この間、H氏は1株も購入しておらず、すべて借金返済に消費していた模様だ。  しかし、A氏等を信用させるため、「博報堂DY持株会統括事務局」作成の「上場後一部引き出し手続」資料などを交付(写真)、また勤務時間中に博報堂社内で打ち合わせをし、上場委員会の特定のメンバー名を告げるなどしていたという。 そのため、A氏は今年4月、博報堂の成田純治社長宛に使用者責任を問う書面を出したが、「弊社の法人としての業務又は行為とは関係」なく、したがって、「弊社は何らの回答も行う立場にありません」との回答だったという。そして5月、警視庁に告訴していた。 なお、現在も H氏は社内処分を受けていないという。…

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