アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

先物大手・小林洋行株価上昇の怪

 商品先物大手、東証1部「小林洋行」(東京都中央区)の株価が8月半ばから上昇に転じ、2カ月しないうちに1200円台から1800円近くまで上昇している(写真左参照のこと)。 ところが、本紙ではほぼ同時期、「近く行政処分が下されるという先物大手上場企業2社の名前」なるタイトル記事を報じている。また、そこでも述べたことだが、ちょうどこの時期、未上場ながら同業の「クレボ」と「岡地」が行政処分を受けている。 本来なら、株価が下がってもいい局面なのに、どうなっているのか。しかも、本紙既報の先物大手上場企業2社への行政処分は未だ下りてない。 読者にお叱りを受けそうだが、事情通によれば、この間、水面下でこんな攻防が展開されているからなのだという……。 実はこのころ、他の先物大手「第一商品」を多量に買い漁ったり、本紙がその問題点を何度も報じている人気未公開株だった「日本ファースト証券」の大株主でもあるH氏等のグループが小林洋行の空売りに入ったという。 「先物業界では、近く小林洋行の行政処分があるというのは多少の事情通なら誰でも知っている情報。もっとも、H氏の耳には、その処分内容についても情報が入っていた。真偽のほどは不明だが、それは“同社の幹部がインサイダー取引を行い、それを裏づける隠し口座に関する資料が某幹部のトランクのなかから出て来たらしい”というものだった。 ところが、これに対し、会社側も必至で防戦買いをやっているようだ」(事情通) それと連動してかどうかはともかく、小林洋行自身、6月30日から8月末まで自社株の市場買付を行っている。買付総額は約3億円。1株1300円以上で、当時の時価からすれば確かにかなり高めだ。この買付は全株式の1%程度だが、小林洋行の浮動株は10%程度と少なく、比較的簡単に株価操作できるのは事実。 こうした結果、ほぼ同時期から信用売りの方が、信用買いの約倍であるにも拘わらず、逆に株価が上がっているというのだ。 「だが、勝負はまだまだこれからとH氏等は見ているようです」(事情通) 一方の処分が出るのが遅れていることに関しては、小林洋行の役員である則定衞元検事長ではなく、この業界なら誰もが知る同社と親しい与謝野馨前経済財政政策兼金融担当相(冒頭写真右)の政治力の賜とも。 もっとも、その与謝野前大臣も安倍政権では無役に。そろそろ、限界との声も聞かれる……。…

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