アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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オウム・平田元幹部出頭で再注目される「長官銃撃事件」

 大手マスコミ既報のように、オウム真理教の車両省次官を務めたこともある元幹部・平田信容疑者(46)は12月31日午後11時50分ごろ、警視庁丸の内署に1人で出頭。指紋が一致したことから、年が明けた1月1日未明、目黒公証役場事務長だった仮谷清志氏の逮捕監禁致死容疑で逮捕された。
 逃亡生活は16年以上に及んだが、刑事訴訟法では、共犯者の公判中は時効が停止することから、平田容疑者の場合も時効は成立していない。
既報道によれば、大晦日に出頭したのは、「東日本大震災で不条理な事を多く見て、自分の立場を改めて考えた。年内に出頭したかった」とのこと。しかし「麻原死刑囚の執行阻止」との見方が大半だ(共犯の信者全員の刑が昨年12月に確定。いつ、麻原死刑囚の死刑執行がされてもおかしくない)。
一方、逃亡を長く続けていたことに関しては、国松孝次・警察庁長官(当時)が銃撃された件につき、「時効になり間違った逮捕があり得なくなった」と話しているとされる。
平田容疑者は長官銃撃事件への関与が指摘され、警察当局は特別手配容疑者のなかでも最重要人物として、懸賞金500万円を賭けて行方を追っていた。

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