アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

ソニー製電池リコールで思い出される、幻の新型燃料電池開発計画

 リチウムイオン電池リコールで、AV機器では世界最大の「ソニー」(東証1部。東京都品川区。ハワード・ストリンガー会長兼CEO)が窮地に立っているなか、2000年4月にそのソニーが専門の研究開発部署を立ち上げたものの、約2年で断念した幻の「画期的燃料電池開発計画」の件が一部関係者の間で密かに話題になっているという。 「フラーレン」なる分子構造を誘導体として用いると、水なしで発電が可能ということで始められたこの研究開発、だが、ほどなく研究員の“勘違い”と判明。2001年8月にプレス発表まで行ったものの、その後、研究所は密かに解体され、関わった研究員には厳重な箝口令が敷かれた。 (冒頭写真は、本紙・山岡がその件をレポートした記事1枚目。4頁分) 狙い通り、“無水”で発電できれば、氷点下以下でも凍らず、また、加湿器がいらないことからより小型化でき、原理的には同じ重量で、既存のバッテリー電池より10倍は長持ちすると見られる。 実現すれば、ノートPCや携帯電話などの小型機器用に一挙にシェアを獲得できるはずだった。 「この件は“勘違い”であるとすぐ所長は気づいたが、めぼしい研究成果が出ていなかったことから功を焦って強行した。それに対し、研究員の一部が反発し、出井会長や安藤社長(当時)に“直訴状”まで出したが無視され、約2年間無駄な研究が続けられた。そのころから、研究者の間ではすでに“物作りのソニーは大丈夫か?”と囁かれていたんです」(事情通) その件は内部告発があり、本紙・山岡は上記のように記事にしている(『財界展望』2004年9月号)。…

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