アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「コムスン」買収の大手有料老人ホーム架空増資疑惑の証拠

  本紙は9月26日、グッドウィル・グループ「コムスン」が買収した「日本シルバーサービス」(東京都目黒区)に架空増資疑惑が出ていると報じた。 実は日本シルバーサービスは、以前から創業者と、創業者の娘婿とその関係者との間で内紛があり、創業者側が「会社を乗っ取られた」として東京地裁に地位確認を求めて民事提訴、いったんは和解になったものの、和解条件が守れなかったとして再び提訴し、訴訟中だった。その訴訟のなかで、創業者側は2002年5月と2003年11月の2回の増資計10万株は「架空増資」だと主張していた。 同社の株数は計16万株。コムスンが取得したのは内15万株(1万株はいまも創業者側が所有)。創業者側は最初に発行された4万株も娘婿側が不正に取得したと主張しており、万一、こちらも創業者側の主張が認められれば、今回の買収は成立しない理屈になる。また、民事訴訟は公開されているから、訴訟のリスクを知らなかったと善意の第3者を主張するのも厳しいのではないだろうか。 さて、架空増資の根拠だが、以下にTという会社の総勘定元帳の一部(写真左)と、同じくT社の「預金通帳」の一部コピー(写真右)を転載しておく。 (上掲写真は持ち株会社グッドウィル・グループの折口雅博会長と日本シルバーサービス所有の有料老人ホーム「桜湯園」の一つ)  勘定元帳の2002年5月17日のところを見ると、このT社から6名に総額2000万円が貸し付けられていることがわかる。しかも、そこにはご丁寧に「増資」と記され、実際この6名が引き受けている。しかも、同社株は1株500円、この時に増資したのは4万株だから、全額T社の貸し付けで賄っていることわかる。 しかも、「預金通帳」を見ると、増資引き受け前日の5月16日に「二ホンシルバーサービ(=日本シルバーサービス」から2500万円がT社に入金されていることがわかる。そして、翌17日に内2000万円が出金されているが、これが増資引き受けに使われている。 このT社社長は、日本シルバーサービスの創業者娘婿側についている番頭格の者(当時)。つまり、この増資分は、日本シルバーサービスのカネが関連会社に融資され、戻って来ただけで、「実」がなく、架空融資というのが創業者側の主張なのだ。…

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