東京での知名度はいまいちながら、「噂の!東京マガジン」(TBS系)、「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)など多くのテレビ、ラジオのレギュラー番組を持ち、関西では相当の売れっ子だったタレントの北野誠(50。冒頭写真)が、すべての番組を降ろされ、実質、芸能界からの追放処分を受けたのはご存じの通り。
原因は“舌禍問題”というが、売れっ子のこの突如の重大処分にも拘わらず、肝心の舌禍内容がどのようなものなのか、関係者は誰も具体的に明らかにしないという異様な状況となっている。
北野は毒舌トークが売りで、学会批判も行っていたため、「池田大作を激怒させたので?」なんて憶測も出たが、一部週刊誌などがすでに報じているように、“芸能界のドン”ともいわれる大手芸能プロダクション「バーニングプロダクション」の周防郁雄社長の怒りを買ったのは間違いない。
「週刊朝日」(5月1日号=上写真左記事。同右は「サンデー毎日」5月3日記事)の報道によれば、北野は女優の下半身問題を度々取り上げ、以前から多くの芸能プロダクションから反発を招いていたようで自業自得の面もあるようだ。とはいえ、原因さえ曖昧にしたままの追放は理不尽だし、今後の業界発展のためにもよくないのではないか。
バーニングの広報担当者は周防氏の直接の関与を否定している。事実かも知れないが、だとすれば、なおさら、なぜ周防氏がこれほどの“恐怖政治”を敷けるのか気になるところだ。
旧聞に属するが、2001年5月、10月と立て続けにバーニングの事務所に銃弾が撃ち込まれる事件が起きたことがあった。
その直後、マスコミ関係者の間に広く「告発文書」が流れた。
いま改めて目を通して見ると、この文書、実に適確に周防氏の問題点を取り上げている(以下に転載)。