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「ソフトバンク」の携帯電話新規契約獲得方法に疑惑浮上

 本紙は4月20日、「宝田陽平の兜町アンダーワールド」なる連載221回目において、この2年、ソフトバンクモバイルの携帯電話新規契約獲得数が首位と好調だが、それにはカラクリがあるとの説が浮上していることをお伝えした。もちろん、単なる噂レベルの話ではないので取り上げたわけだが、そのカラクリの全貌がいよいよ明らかになって来たので、現状で可能な範囲で公表しよう。
このカラクリ、ソフトバンク側が考えたのではない。別の上場企業で、そういう点ではソフトバンク側は少なくとも当初は被害者だったと思われる。
(冒頭写真=孫正義ソフトバンク社長と同社の韓国人向け携帯電話広告)


 本紙は同連載219回目に、「ベンチャー・リンク」の株価急騰の件を取り上げている。
一見、ソフトバンクの携帯電話の件とはまったく無関係のようだが、実はひじょうに関係している。
この記事の有料部分で取り上げている9社の上場企業は、ベンチャー・リンクも含めて共通点がある。その“大きなある共通点”とは、ズバリいえば、近年、東証1部の携帯電話販売大手「光通信」(東京都豊島区。重田康光社長)の子会社、関連会社になったか、あるいは、資本提携などをし、いずれにしろ、資金注入を受けているという事実。
こういう条件の上場企業は、他にも数多い。

(ヘラクレス)
オリコン
(マザーズ)
メディア工房
京王ズホールディングス
フルスピード
eーまちタウン
(ジャスダック)
ユニバーサルソリューションシステムズ
エフティコミュニケーションズ

「その引き受け条件として、光通信側はもしまだ相手会社がソフトバンク以外の携帯を使用していたら、それをソフトバンクに切り替えさせる。それだけではありません、多くの特典を付け、大量の携帯電話を買い取らすんです。そのまとまった販売が、ソフトバンクの契約急増のカラクリなんです」(事情通)
だが、実際には相手企業はそれほどの携帯電話を必要としない。その結果、そこにさらに横流しのブローカーが介入し、 海外ルートで転売する。
「ある時点で、ソフトバンク側もその事実に気づいた。なぜなら、新規契約が多く取れている割には、通話料収入が一向に上がらないからです」(同)
実際、捌かれた多くの携帯電話は、現地の携帯電話会社と再契約され、そちらに通話料金を落としているのだから無理もない。
ソフトバンクはただでハードとしての携帯電話をプレゼントしてあげているような格好なのだ。
「気づいてもそれを公表できない。ソフトバンクは巨額の債務(約2兆5000億円)がある。公表により同社の株価が落ちれば、金融機関から追加担保を求められる。それに応じる余裕がないからです」(同)
(上写真=海外に横流しされるのを待つ、携帯電話本体だけまとめて梱包した在庫)

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