いま何かと話題の「日本振興銀行」グループ入りした東証1部「ベンチャー・リンク」(東京都台東区)の株価が本日、跳ね上がっている。一時、その割合は6割を超えていた。
債務超過で「継続性疑義注記」の“危ない上場企業”の株が、これというめぼしい材料がないにも関わらず、突如、出来高が増え、株価が急騰するのは、何らかの意図を持った者が背後で仕掛けているようにしか思えない。
実際、兜町の一部事情通の間では、同様の“構造”から、他にも仕手化する(この最長1年ほどの間にしたことも)銘柄として、以下の9社が要注目銘柄として挙がっている。
いずれも業績がよくなく(例外あり。ただし、それにはちゃんと理由がある)、手持ち資金を少しでも多く持ちたいと思っていると思われる企業だ。そして、もっと大きなある共通点が見出せるのだが、それをいま公表するといろいろ問題が出て来るので控えておく。
だが、一つだけいっておくと、一時的に株価は急騰するかも知れないが、それほど遠くない将来に、一転、一挙に急落するリスクも十分あるということだ。
(冒頭写真はあくまでイメージです)