アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

投資ファンド詐欺で告訴・受理されていた、カリスマ・ヘッドハンターの夫

 人材派遣業界ではカリスマ的な存在として知られる大野リカ子氏(冒頭写真。書籍も)の夫(46)が、投資ファンド詐欺容疑で警視庁に告訴、そして正式に受理されていたことが、関係者の話などからわかった(被告訴人は2名。もう1人は、経営破綻した投資対象企業の一つだった「イー・ステージ」元代表の佐々輝雄氏。52)。
本紙は07年12月、この件で、被害者が何度も警視庁に足を運んでいるとして、近く正式受理になるのでは、と報じている。
だが、長引く不況も影響してか、詐欺の被害は数多く、警視庁管内でも告訴の相談をしてもなかなか正式受理にならないのが実態。この件も、予想外に時間がかかり、昨年9月に告訴状を提出する運びになり、ようやく正式受理になったという。
数多くの案件のなかでも、受理にこぎ着くことができたのは、(1)妻の社会的信用と知名度を利用しており、今後も被害が拡がる可能性がある、(2)被害額が小さくなく、しかも弁済を口にしながら時間稼ぎに終始し、ほとんど返済しておらずかなり悪質。そして、最大の要因は(3)詐欺罪を提起できる筋のいい案件が一部あった、ということからであるようだ。

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