アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

理想の福祉を目指す「IRA」に、神奈川県が“内政干渉”か

  本紙は今年9月1日、神奈川県(松沢成文知事)と、傘下に同名の社会福祉法人を持つ任意団体「ラファエル会」(以下、IRA。本部・神奈川県津井郡藤野町。芳我衛会長=写真)との福祉の在り方を巡る対立について報じた。
神奈川県は社会福祉法人は完全独立の団体でなければならないとして、社会福祉法人ラファエル会にIRAとの断絶を迫っていた。
これに対し、IRA側は、そもそも社会福祉法人ラファエル会は、IRAの実践の場としてあるわけで、両団体の間で資金流用など法的に抵触する個別問題で指導を受けるならわかるが、それ以外は“内政干渉”との主張だ。
社会福祉法人は地方自治体から補助金を得ているから、まず県の意向に逆らうことはない。だが、IRAの場合、長年高い理想を掲げて福祉活動を行って来た自負がある上、IRAとの関係が切れれば、むしろ他の商売同様、効率・利益至上主義に陥り、その質は低下してしまうし、実際、県が“内政干渉”するようになったこの2年余りの間にかなり低下してしまったと嘆く。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧