アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

理想の福祉を目指す「IRA」に、神奈川県が“内政干渉”か

  本紙は今年9月1日、神奈川県(松沢成文知事)と、傘下に同名の社会福祉法人を持つ任意団体「ラファエル会」(以下、IRA。本部・神奈川県津井郡藤野町。芳我衛会長=写真)との福祉の在り方を巡る対立について報じた。 神奈川県は社会福祉法人は完全独立の団体でなければならないとして、社会福祉法人ラファエル会にIRAとの断絶を迫っていた。 これに対し、IRA側は、そもそも社会福祉法人ラファエル会は、IRAの実践の場としてあるわけで、両団体の間で資金流用など法的に抵触する個別問題で指導を受けるならわかるが、それ以外は“内政干渉”との主張だ。 社会福祉法人は地方自治体から補助金を得ているから、まず県の意向に逆らうことはない。だが、IRAの場合、長年高い理想を掲げて福祉活動を行って来た自負がある上、IRAとの関係が切れれば、むしろ他の商売同様、効率・利益至上主義に陥り、その質は低下してしまうし、実際、県が“内政干渉”するようになったこの2年余りの間にかなり低下してしまったと嘆く。  こうした対立のなか、社会福祉法人ラファエル会の理事(任期は2年)などの改選時期が迫り(今年5月末)、県はついに強硬手段に出た。 このまま社会福祉法人ラファエル会に新役員選任を任せていては、いつまで経ってもIRAとの関係を絶てないと見て、県は職権により社会福祉法人ラファエル会側が自ら選んだ新理事は「無効」とし、県主導で仮理事を選任。その仮理事就任資格として「IRAと関係ある人物でないこと」を必須条件としたのだ。結果、新理事から関係者は一掃された。 上に掲げたのは、その仮理事就任の際に「必要な書類」について県が依頼した文書(写真左)、そして、その書類の一つ「仮理事就任承諾書」(写真右)のコピーだ。 この一方の仮理事就任承諾書には、ハッキリと、IRAとその関係団体と関係する者(=一体的な運営を望む者)でないことを誓わせている。 これに対し、IRA側は猛反発。職権濫用罪での告訴も検討しているという。…

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