本紙は9月7日、この件を報じたが、その後の追加取材の結果、この社会福祉法人の姉妹法人(理事長は同じ)に関してまだ表面化していないさらに大きな問題点を指摘した膨大な量の「内部告発文書」が出ていたことが判明した。
入手した同文書(以下に一部掲載)によれば、入居者の死を巡り、2000年8月5日に関係者からまず東京地検に告発状が出されたが不受理のため、同年10月28日には警視庁の所轄署にさらに詳細な追加報告書を加えて出し直したという。
だが、政治的圧力等でその後も捜査に動いてもらえず、最終的にそれら告発文書が日本皇民党に渡り、同様の懸念を抱き、今回の街宣行動に至ったようなのだ。
(写真は今回問題が表面化した社会福祉法人多摩大和園運営の特別養護老人ホーム「さくら苑」足立正哲苑長。問題があったとされる当時の苑長は8月10日までに解任)