アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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日本皇民党が、都内社会福祉法人に連日街宣の怪

東京都東大和市の社会福祉法人「多摩大和園」(足利正明理事長)が経営する特別養護老人ホーム「さくら苑」(写真右)で、職員が女性入居者(90)に性的暴言を浴びせたり、別の女性入居者(87)を虐待(太もも骨折)した疑惑が持ち上がっているのは大手マスコミでも既報の通り。
性的暴言に関しては,入居女性の家族から相談を受けたNPO法人が今年7月に都に通報。8月に入って表面化し、すでに社会福祉法人側は内部処分を行うと共に、調査委員会を発足させている。また、虐待については女性側がすでに被疑者不詳で東京地検八王子支部に業務上過失傷害容疑で告訴している。
本紙が関心を抱いたのは、これら疑惑に関し、日本皇民党(本社・香川県高松市。大島竜珉総裁)が連日、多摩大和園に対して街宣(冒頭写真左)をかけているからだ。
日本皇民党といえば、1987年、故・竹下登元首相(当時・幹事長)が総裁選に立った際、“ほめ殺し”事件で知られる政治結社。
故・田中角栄元首相を“裏切った”とする同党に対し、竹下元首相サイドは広域暴力団・稲川会の故・石井進会長(当時)のルートを使って中止工作を行い、その裏で巨額のカネが動いたともいわれる。
また、2004年4月には同党構成員等が大阪市西区の在中国総領事館に大型街宣車で突っ込み炎上。放火容疑などで逮捕、本部も家宅捜索を受けている。
この行動派右翼が、なぜ、わざわざ東京の外れの社会福祉法人に対し、長期の街宣なのか。

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