アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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福岡市民の食を預かる鮮魚市場に持ち上がった冷凍マグロ架空取引疑惑

 本紙では、過去、新興市場に上場していたIT系企業などを中心に架空取引(循環取引)を取り上げたことがある。業績をよく見せかけることで、株価を維持することが目的だったのだが、こんな取引を、福岡市民の食を預かる中央卸売市場の鮮魚卸売業「福岡中央魚市場」(以下、中央市場に略)を始めとする複数の業者間でも行っていた疑惑が浮上している。
すでに一部地元紙が、その取引額はわずか1年余りで30億円を超えるのでは、との見方を伝えている。(冒頭写真=「福岡県民新聞」5月20日)。
本紙への関係者の証言によれば、この疑惑が浮上したのは、その取引の急増に協力していたある業者が恐れをなし今年3月支払いをストップしたため、この取引を本物と信じ込んでいたとする「岩永鮮魚仲卸」がそのことに気づき、この取引商品の冷凍マグロの大元卸である公的性格の強い中央市場へ抗議の内容証明郵便(4月17日付)を送り、その回答書(同22日付)コピーなどと共に一部マスコミの間に流れたからだ。

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