アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<雑誌紹介>「金の卵を産む積極的CSR戦略」(『ZAITEN』6月号臨時増刊号)

月刊経済専門誌『ZAITEN』が、臨時増刊号で、「CSR」の特集をやっている。
CSRとは、「社会問題をビジネスに取り込むこと」、「企業の社会的責任」の英記。
こういうと、その企業との事業とは何ら関係のない、例えば植林活動への寄付などを思い浮かべる方もいるだろうが、正確にはこうした「社会貢献」は入らない。
例えば、損保業界は環境問題のCSRに積極的に取り組んでいる。その背景には、地球温暖化に伴い大型台風や巨大ハリケーンなどの自然災害が増えると、保険金の支払いも増えるという危機感があるからだという。
このように、その企業のリスクと直結した社会問題であるからこそ、事業のなかに組み込み、継続的に取り組むことを指すそうだ。
そして同じ取り組みでも、例えば、スーパーなら、植林をやるのではなく、そのスーパーから出る期限切れの食料廃棄品をいかに減らすか、レジの袋使用をいかに減らすかなど、直結した取り組みの方がベターであるようだ。
もちろん、環境問題だけでなく、その会社の雇用問題(派遣社員の正社員化)、労働環境(サービス残業させない)などもっと直結したものへの取り引みも重要とのことだ。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧