アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>鳩山由紀夫氏代表就任ーー「小鳩」民主との見方は誤り

 民主党は5月16日、両院議員総会を開き、鳩山由紀夫前幹事長を代表に選んだのはご存じの通り(横写真=「日経」5月17日)。
鳩山氏が小沢一郎前代表の路線を継承、また国民の支持率は対抗馬だった岡田克也前副代表の方が高かったことから、大手マスコミは総じてこの新民主党を「小鳩」民主党、「小沢院政」と揶揄するなど否定的で、自民党にとっても岡田氏より鳩山代表の方がやりやすいとの見方を伝えている。
だが、本当にそうだろうか。
小沢氏が古いタイプの政治家で、いくら「国策捜査」といったところで、その手法が西松建設事件で公設秘書逮捕を招いたのは紛れもない事実。しかし、民主党が政権を取るという一点に絞った場合、だからといってポピュリズム(大衆迎合主義)路線を取り、岡田氏を代表に選んでいたら、確かに代表就任直後には鳩山氏以上に国民の支持率がアップしただろうが、その後、党内は親小沢と反小沢で内部抗争が再激化し、総選挙どころではなくなるのでは、というのが政界事情通のほぼ統一見解なのだ。自民党にとって、鳩山代表の方が戦いにくいに決まっているともいう。

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