アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<記事紹介>「高裁が認定した『政教一体の威嚇』ーー学会・公明党窮地に」(『ベルダ』09年5月号)

 ご存じない読者も多いのではないだろうか。
無理もない。4大紙の内、「毎日」、「産経」は一行も報じなかったのだから。
去る3月27日、東京高裁は元公明党委員長・矢野絢也氏(冒頭写真)に逆転勝訴判決を言い渡し、公明党元国会議員3名に手帳の返還と共に、プライバシーを侵害したとして共同して300万円の支払いを命じた。
2005年5月、創価学会は、矢野氏が93~94年にかけて『文藝春秋』に執筆した手記で迷惑を受けたとして、矢野氏が政治評論活動を辞めることを要求。その際、上記3名は矢野氏の自宅を訪ね、政治評論を辞めるなら必要ないだろうと、矢野氏が40年近く書きためてきた手帳や資料を強奪。その後、その経緯が「週刊現代」05年8月号、13日号に載ったところ、3名の元国会議員は名誉を傷つけられたと講談社と矢野氏を提訴。これに対し、矢野氏は反訴していたが、1審は「矢野氏は自分の意思で手帳を渡した」として、矢野氏と講談社に計600万円の支払いと謝罪広告を命じ(07年12月)、双方が控訴していた。

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