アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>あの「時事評論家」増田俊男被告に有罪判決

 東京地裁で1月27日に判決があり、自称「時事評論家」の増田俊男被告(73。冒頭写真)に対し、懲役1年6月、執行猶予3年、罰金300万円(求刑は懲役1年6月、罰金300万円)の有罪を言い渡した。
カナダのIT企業の未公開株の売買を無登録で仲介したとして、金融商品取引法違反(無登録営業)に問われた投資顧問会社「サンラ・ワールド」(東京都中央区。事件後、解散)の実質的経営者が増田被告だったことによる。
執行猶予になったのは、運良くそのIT企業が遅ればせながらも上場したこと、また、「今後、投資に関与するつもりはない」と情状酌量を訴えたことが功を奏したようだ。
しかしながら、増田氏が問われて来た行為はこの件だけではない。
パラオに設立した銀行へ預金を募る(年利10%以上)など約200億円以上集め、そのかなりを焦げ付かせている。
ところが、投資家の自己責任ということで刑事罰を免れた。とはいえ、一部民事訴訟では敗訴してもいるのだ。
そもそも、自称でも何だろうと、「時事評論家」を名乗る者が一方で、金集めをするのはマズイだろう。節度がある者なら、そんなマネはすまい。だから、以前から「詐欺師!」との批判の声も出ていた。

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