経営破たん(昨年7月JQ上場廃止。今年4月民再手続き廃止決定。破産手続きへ)したゲームソフト製作会社「インデックス」(東京都世田谷区)の落合正美会長、落合善美社長夫婦が5月28日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で東京地検に逮捕されたのはご存知の通り。
同社の12年8月期決算は実際は約6億円の赤字で約4億円の債務超過だったが、約2億円の黒字と粉飾し、債務超過を隠蔽し、上場廃止を回避する狙いだったと見られる。
その粉飾は循環取引を行うなどしてやっていた模様だが、一方で、相手先企業に“手数料”を払うとして架空の取引に協力させる方法も多数あったようだ。
本紙に、すでに経営が逼迫していた09年度、架空取引を持ちかけ、警察沙汰にまでなっていた取引の情報が入って来たので、以下、報告しておく。