2月21日、本誌連載「宝田陽平の兜町アンダーワールド」424回で取り上げた未公開株詐欺疑惑だが、その後の取材でやはりひじょうに黒に近いと思わないわけにはいかないので実名公表する。
その疑惑の未公開株会社とは、映画・映像関係の企画・製作などの「デイライト」(東京都港区)。
会社パンフによれば、10年の売上高は約6億円(営業利益約4000万円の赤字)だが、13年には売上高20億円(営業利益5億円)になるとしていた。
そして、近い上場を謳って営業をかけていた。
関連資料などによれば、同社株券(冒頭写真)を1株30万円で、少なくとも330株、つまり約1億円売った模様だ。
そして、急激な業績アップ、そして上場を期待させる材料として使ったのが2社の上場企業。
その1社は、パンフレットにも社名が出ていた。