本紙でも何度か報じて来た、旧「グッドウィル・グループ」(GWG)による「クリスタル」買収で“中抜き”された約380億円に関する脱税事件で、いよいよ東京地検特捜部が動き出すようだ。
「すでに昨年10月、約180億円の手数料を得た公認会計士の中澤秀夫へのガサ入れが行われています。この7月の地検と国税の人事異動を待って、早ければ月内にも大きな動きがあるようですよ」(大手マスコミ記者)
今週発売の『週刊ポスト』(冒頭写真。6月19日号)は、折口雅博元会長が密かに米国から日本に定期的に戻って来ているのは、地検の呼び出しによると見る向きもあると書いているが、これも気になるところ。
それにしても、前述の約380億円の手数料に関しては、内約180億円を受け取った中澤氏だけが注目されているが、本当にターゲットにされているのは彼だけなのか。