アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「シーアイ化成」子会社で手形トラブル。さらに拡大との情報も

 合成樹脂加工大手、東証1部上場の「シーアイ化成」(本社・東京都中央区。北村博社長=写真)が業績の下降修正を発表したのは4月14日のことだった。 連結子会社で債権の一部に回収遅延が生じたため9億5000万円の特別損失を計上するというものだった。 その結果、同社の2006年3月期(連結)の純利益(予想)は18億円から半分以下の8億円と大幅ダウンしてしまった。 これだけ見れば、何しろ同社は大手商社「伊藤忠商事」(東証1部)系(35・3%の筆頭株主)で、歴代社長は伊藤忠商事常務が天下っているほどだから、取引先企業が倒産でもして、ババを掴まされたまったくの被害者と推測される読者も多いことだろう。 だが、真相はかなり異なるようだ。 シーアイ化成は6月22日に続報で、問題の子会社(100%)とは建装用資材を外注している「シーアイマテックス」(東京都中央区)で、回収遅延先の1社の振り出した約束手形(2億6400万円)が不渡りになったと報じた。 ここで注目していただきたいのは不渡りの理由。第1号(資金不足)ではなく、第2号不渡りなのだ。これは、契約不履行や詐欺、盗難等を理由とする場合で、本紙が得た情報によれば、盗難ではなく、シーアイマテックスとの間でトラブルが発生し、支払いを拒んだ結果なのだ。 しかも、「回収遅延先の1社」とシーアイ化成は広報しているように、トラブルが起きているのは1社ではない。 本紙はこのシーアイ化成と大阪府内の建設会社が訴訟になっている件を把握している。 このK社が、今回不渡りを出した会社かどうかは不明。ただし、本紙が入手した資料によれば、このK社に対するシーアイマテックスの債権額は総額6億円以上のはずだ。 事情通の話。 「トラブルになっている会社は5社はある。その総額は数十億円に上る。売上げを伸ばすため無理をした結果、起きたトラブルだ。この件は会長に退いた豊田(資則)前社長、伊藤忠商事首脳もよくわかっているはずだ」…

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