郵政民営化関連や社会保険庁のシステム更新等で公共系が急回復し、売上高が1兆円へ、利益も大幅増で好調の東証1部「NTTデータ」(東京都江東区。浜口友一社長)NTTグループの中核企業だが、8月2日に『赤旗』に出た記事が波紋を呼んでいる。
同社にシステムエンジニア(SE)を派遣していたA社社長が内部告発。派遣したSEの勤務時間を実際より大幅に水増しして請求させることでNTTデータの経費を大きくして利益を低く抑えていたというのだ。
こうして余分にA社に支払った分は「前渡し金」扱いとし、利益が大きい年は利益を圧縮、逆に利益が欲しい年は、この「前渡し金」で払い済みとして経費を抑える。
(冒頭は問題の『赤旗』記事と浜口社長の合成写真)